木造トラスと大断面集成材

By KAZUHIKO Kobayashi on 2017年11月14日 in 未分類
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現在、弊社で監理を行っております木造準耐火建築物の老人ホームについて、先週末に木工事が完了し、来年4月1日の施設オープンに向けて着々と工事が進められております。

さて、その老人ホーム物件について、大空間の構成のための梁部材について、ご紹介します。

今回採用しております2×4構法はもちろん、木造軸組構法(いわゆる在来工法)、その他の木造構法においても、基本的な考え方は同様になりますが、大空間をつくるためには梁せいの大きな部材を使用することが、まず考えられます。

(以下は、今回の老人ホームで梁せいの大きい集成材を使用した空間の写真となります)

 

 

ただ、大きな集成材については、部材そのもののコストがかかることはもちろんですが、材料そのものの重量もかさむため、ケース・バイ・ケースとはなりますが、トラスで梁を構成するほうが有利な場合があります。
(以下は、今回の老人ホームでトラスを使用した空間の写真となります)

このトラスについてですが、今回は工場であらかじめトラスの製作を行うことで、現場作業の効率化を図っています。2×4構法では、使用条件にもよりますが、20m以上の大空間をこのトラスでつくりあげることも可能です。
また、2×4構法というと輸入木材を使用するイメージがありますが、国産材のスギやヒノキを使用することも可能です。ただし、2×4向けに製材された国産材はいまのところ部材寸法が限られるため、国産材使用の現場ではとくにこのトラスが使用される機会も多くなります。
今回の老人ホームは輸入木材を中心に木造躯体工事を進めましたが、今後の物件では、国産材を利用した計画も検討しております。